21世紀の音楽シーンに彗星の如く現れ、独創的な歌詞と力強いボイスで全世界で記録的なセールスを更新し続けているイギリス出身の女性シンガー「アデル(Adele)」。
19歳のデビュー以来、リリースしたアルバムは全て全英チャートの首位を獲得。世界のトップアーティストとして君臨する歌姫アデルは、どのような作品を発表してきたのか。
今回は、これまでリリースしたアデルの作品(アルバム)を振り返っていきます。
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アデル(Adele)とは
アデル(Adele)は、イギリス・ロンドン出身の歌手。
幼い頃から音楽に目覚め、14歳になった頃には作曲やギターを演奏するようになる。母国イギリスでは、デビュー前からブリットアワードやBBCサウンドオブ2008などの賞を獲得し、期待の新星として注目される存在になる。2008年にリリースしたデビューアルバム「19」は全英チャート1位。米iTunesアルバムチャートでも1位を獲得。
また、2011年にリリースしたセカンドアルバム「21」では全米、全英を含む世界20カ国で1位を獲得。世界セールスは2500万枚以上。54回グラミー賞では最多6部門を受賞。21世紀に最も売れたアルバムとして新記録を樹立。(2015年12月現在)
2015年には3rdアルバム「25」をリリース。名実ともに世界のトップシンガーの仲間入りを果たす。
アデル(Adele)のオリジナルアルバム
19 (19) 2008年
2008年にリリースしたアデルのデビューアルバム「19」。弱冠19歳でデビューを果たしたアデル。アルバム「19」ではシンプルな曲調とアデルの力強いパワフルな歌声が心に響く作品として、全英チャート1位を獲得。
このアルバムに収録されている”Daydreamer” , “Hometown Glory”は、アデルの代表曲として知られているおすすめの曲です。さらに、ボブディランのカバー曲”Make You Feel My Love”を見事に歌い上げているアデル。19歳とは思えない表現力のあるデビューアルバムとなっていて、その音楽性は現在の音楽シーンにおいて稀有な存在となっています。プロデューサーにはエイミー・ワインハウスやクリスティーナ・アギレラをプロデュースしたことで知られるマーク・ロンソンが担当。
>>19
21 (21) 2011年
2011年にリリースされたアデル通算2枚目のアルバム「21」。アデル自身が失恋をし、その経験をもとに『別れ』が大きな作品のテーマとして反映されている本作。同時に、20代という成人期を抱える苦悩や衝突を歌詞に綴っています。
“Rolling in the Deep”、”Set Fire to the Rain”、”Someone Like you”など、今ではアデルの代表曲となった作品がこのアルバムに収録されています。個人的には”Turning Tables”も好きな曲のひとつです。こちらも前作と同様、タイトルはアデルがレコーディングを行った年齢になっています。20代のはじめに、これだけの歌唱力とオリジナル性のあるアルバムを製作できるアデルの凄さを感じさせるおすすめの作品です。「21」は、2011年に世界で最も売れたアルバムと認定され、グラミー賞を各部門で受賞するほど完成度の高いアルバムとなっています。
>>21
25 (25) 2015年
前作から約5年の年月が経過した2015年にリリースされた通算3枚目のアルバム「25」。これまで生きてきた人生への『償い』がテーマと自ら語っている本作。女性という立場からの恋愛観や恋心を歌詞に込められている曲も多く、非常にバランスのとれた作品に仕上がっています。アルバム収録曲である”Hello”は、9億回を超える驚異的な数字を記録。2015年の全米・全英チャートで最も売れたアルバムとして、これからもさらに記録を更新し続けてゆくことになりそうです。
>>25
アデル(Adele)のライブアルバム
Live At The Royal Albert Hall 2001 (ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール)
2011年9月22日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた貴重なライブ映像と音源を収録したアルバム「LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL」。チケットは即完売のライブ。歴史あるロイヤル・アルバート・ホールの会場にアデルの力強い歌声が響きわたり、オーディエンスとの一体感が伝わる素晴らしいライブの雰囲気です。”Rolling in the Deep” , “Someone Like you”などをはじめ、これまでのヒット曲を多数披露。アデル自身初となるライブアルバム。
>>ライヴ・アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホールCD+DVD
その他のアデル作品
Skyfall (スカイフォール)
2012年に発売された007シリーズの生誕50周年記念作品として公開された映画「007 スカイフォール」の主題歌を務めたアデル。本作では映画で使用された作品「SKYFALL」を収録。プロデューサーにはポール・エプワースが参加。「ジェームズ・ボンド史上最高のテーマ曲」と称されるほど、切なく美しいメロディーに仕上がっている渾身の一曲です。
>>スカイフォール