初監督作品であるバッファロー’66では強烈なキャラクターを演じて話題となり、現在でもカルト的な人気を誇る俳優「ヴィンセント・ギャロ (Vincent Gallo)」。
映画俳優のみならず画家やミュージシャン、バイクレーサー、カメラマンなど、決められた枠に囚われずマルチな活動を続ける。
またレザーアイテムを中心に、彼が身につけるオシャレなファッションも常に注目されている。
今回は、ヴィンセント・ギャロが関わった代表的な作品やファッションアイテムを紹介します。
ヴィンセント・ギャロ(Vincent Gallo)とは
ヴィンセント・ギャロ (Vincent Gallo) 1962-
アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の俳優、ミュージシャン、映画監督、写真家、画家。
1962年4月11日、ニューヨーク州バッファロー生まれ。3人兄弟の真ん中。
10代で画家のジャン=ミシェル・バスキアと出会い、一緒にバンドを組んでいた。
1983年『The Way It Is』で長編映画で初めて主演を務める。その後、数々の映画に出演する一方、プロのバイクレーサーや画家として世界の主要都市で展覧会を開催する。
1998年、自身の初監督作品「バッファロー’66」が公開。翌年、ミカ・カウリスマキ監督作品「GO!GO!LA」で俳優ジョニー・デップと共演を果たす。
その他、Calvin Klein (カルバン・クライン)、G-Star Raw®︎ (ジースターロゥ)、SAINT LAURENT (サンローラン)の広告モデルを務めた経歴を持つ。
ヴィンセント・ギャロの代表作と彼の愛用するファッションアイテム
バッファロー’66 (Buffalo’66)
1998年に公開した映画「バッファロー’66(Buffalo’66)」。ヴィンセント・ギャロが自ら監督・主演・脚本・音楽を担当する。
公開当初はミニシアターで上映されており、次第に映画ファンから熱烈な支持を集める。現在では彼の代表作となるまで人気となる作品。
この映画では、ヴィンセント・ギャロが演じている主人公ビリー・ブラウンが身につけているファッションにも注目。ヴィンセント・ギャロの代名詞であるレザーアイテムをさらっと着こなす姿がカッコいい。
茶色の朝
フランスの作家フランク・パブロフの寓話「茶色の朝」。
人々の考え方や行動を描いた短い物語で、今にも通じる内容となっています。
ヴィンセント・ギャロは、この作品のために描いた日本語版に「Brown Morning」として14点掲載。画家でもあるヴィンセント・ギャロの感性が垣間見れることができ、作品に上手く反映されています。
今の時代と照らしながら納得できるとても深い作品で、読むべき一冊です。
B.V.D. (ビー・ブイ・ディー)
ニューヨーク出身のアンダーウェアブランド「B.V.D.(ビー・ブイ・ディー)」。
ヴィンセント・ギャロといえば90年代によく着用していたのがB.V.D.の白Tシャツ。
丸首のクルーネックタイプが特にお気に入りのようで、スラックスや革靴などに合わせてシンプルに着こなしています。
ヴィンセント・ギャロが来日した際には、B.V.D.のパックTを大量に購入していたみたいです。
GUNZE (グンゼ)
日本発の繊維製品メーカー「GUNZE (グンゼ)」のブリーフパンツ。
映画『バッファロー’66』で、ヴィンセント・ギャロが実際に着用していたのがグンゼの白ブリーフパンツです。上記B.V.D.と同じく、彼がかなりお気に入りのアイテムです。
日本に来日した際には、グンゼの下着もプライベート用で購入しています。
気に入ったら同じアイテムを着続けるこだわり派のヴィンセント・ギャロ。
彼が身につけると、どんなアイテムでもオシャレに見えるのが不思議。