業界のみならずファッションとしても注目を集めているNFTアート「CryptoPunks (クリプトパンクス)」。2017年に開始以来、瞬く間に人気が高まり、今では高額の取引が行われているデジタルアート作品。
今回は、注目のCryptoPunks/(クリプトパンクス)について解説していきます。
クリプトパンクス(Crypto Punks)とは
カナダのエンジニアであるマット・ホールとジョン・アトキンソンによって開発されたCrypto Punks (クリプトパンクス)。運営はLarva Labs。
2017年、イーサリアムのブロックチェーン上でNFTプロジェクトの一環としてリリースされる。
クリプトパンクスは、24×24pixel(ピクセル)で作成された10,000体の画像を開発。発売当初の2017年にはイーサリアムのウォレットを持っていれば無料で入手することができた。2020年頃にはNFTの人気とともに価格が高騰。現在のパンクは、約300万円〜約11億円の高額で取引されている。(2021年現在)
※パンクとは、クリプトパンクスで取引されている画像を指す。
世界的アーティストやファッショニスタも参戦
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日本でもクリプトパンクスの動きがあり、インフルエンサーを中心に購入した人物が複数存在しています。ネットで有名な投資家のイケダハヤト氏、マナブ氏が購入したことをツイッターで発表。
ファッション関係では、若者から絶大な人気があるGOD SELECTION XXX / (ゴッドセレクショントリプルエックス)のデザイナー宮崎泰成氏が自身のインスタグラムのプロフィール画像にクリプトパンクスを使用しています。
また海外では、香港の映画俳優&ファッションデザイナーでもあるショーン・ユー(Shawn Yue)も同様にインスタグラムに投稿。 ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)やジェイ・Z(JAY-Z)。スヌープ・ドッグに関しては、自らツイッターでNFTに関連したツイッターアカウントを開設。自身はクリプトパンクスのパンクを9体保有しています。
クレジットカードで有名な世界的企業「VISA」がクリプトパンクスを購入したことを報告。
世界で活躍する著名人や企業がいち早く注目しているのがクリプトパンクス。
NFTアートのひとつであるクリプトパンクス
データとして高額で取引されていますNFTのアート作品。
NFTというのは、イーサリアムのブロックチェーン上で管理しているのでコピー品というものが出回る心配がないのです。
簡単にいえば、そのデジタルを利用したアート作品を提供しているのがクリプトパンクスです。
テレビゲームをしていた人ならわかると思いますが、ファミリーコンピューター(=ファミコン)時代を彷彿とするピクセル画像。
男性6039体、女性3804体、ゾンビ88体、猿24体、エイリアン8体。10,000体しか存在しないというのが、クリプトパンクスの価値を高めている一因であると感じます。
クリプトパンクス(Cryptopunks)の価値とは
男性6039体、女性3804体、ゾンビ88体、猿24体、エイリアン8体。10,000体しか存在しないというのが、クリプトパンクスの価値を高めている一因であると感じます。
購入する際に使う通貨はイーサリアム。NFT (Non Fungible Token )=非代替性トークン。改ざんできないデジタルなアートです。イメージとしては作品ごとに一つしか存在しないシリアル番号が発行しているからです。この辺は、また違う章で詳しく解説したいと思います。
その一つひとつの所有権がイーサリアムのブロックチェーンに記録されています。
今後の展望について
今やステータスのシンボルとなっているクリプトパンクスのNFTアート。
ただの画像という人もいるかもしれませんが、唯一無二の所有権があるのがNFTの特徴です。
高価な時計や車を所有するというステータスのシンボルが今後クリプトパンクスのアート作品になりうる可能性は十分にあり得ます。
今後多方面から注目されることによって、さらに盛り上がりをみせることでしょう。