
シンプルかつミニマムな物作りで定評のあるフランス生まれのブランド「A.P.C.(アー・ペー・セー)」。
定番A.P.C.リジッドデニムのPetit Standard(プチスタンダード)を履き続けて約2年半が経ちます。
どのくらいA.P.C.のデニムが色落ちをしたのか、実物のデニムと共にまとめてみました。
A.P.C.petit standard jeansを約2年半穿いて育てた色落ちデニムレポート
デニムを永く愛用するには。飽きないシルエットを選ぶのは大切な基準のひとつです。A.P.C.のデニムはどの種類を選んでもシルエットがキレイでクセがありません。
太すぎず、細すぎないシルエットを実現してくれるモデル、Petit Standard(プチスタンダード)を選びました。
着用頻度は、最初の6ヶ月は週6-7日で穿き続け、7-12ヶ月は週5日。
2年目に入ってからは、週2-3日のペースで落ち着きました。
自然な色落ちを心掛け、余計なことは一切せず、穿き続けました。
サイズ選びは慎重に

A.P.C.リジッドデニムの場合は、試着の際にウエストが少しきつい(ボタンがギリギリ留まる程度)サイズを選ぶようにしています。そのほうが穿いていくうちにウエストが伸びてくるリジッドデニムの特性にフィットしています。
キレイなシルエットが持ち味のA.P.C.デニムには、ジャストなサイズ感がしっくりきます。
裾(すそ)やステッチの仕上げについて

裾上げは店頭での試着時に行いました。普段はロールアップをして着用しているので、洗濯による縮みを考え、通常より一折分余分(だいたい3cm)に採寸して裾上げします。
ステッチに関しては、A.P.C.のデニムは必ずシングルステッチにしています。
A.P.C.はヨーロッパのブランドなので、シングルステッチのほうがしっくりきます。
デニムの洗濯方法



デニムは必ず洗濯するようにしています。
理由は、そのほうが長持ちすることがわかったから。
A.P.C.のリジッドデニムで実践したことは、はじめの3ヶ月間ほとんど毎日穿き続けることです。
その後、デニム用洗剤を入れて洗濯します。デニムに付いている糊と汚れをしっかり落とし、繊維をぎゅっと縮ませます。洗剤は長年、ランドレスのデニム用洗剤を愛用しています。
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以降、だいたい月に1度のペースで洗濯します。デニムを愛しているなら、定期的に洗濯しましょう。
色落ちの変化がわかる時期

しばらく穿いていると、色落ちの変化に気づきます。ちょうど穿きはじめて10ヶ月~1年経ったくらいでしょうか。リジッドの濃紺色からだんだん色が落ちてきて、全体的に青みがかってきます。

洗濯を重ねてゆくうちにその変化が目に見えてわかります。さらに、縦落ちやひげがくっきり出てくるようになるのがこの頃。
穿き始めの頃は、生デニム特有の硬くてゴアゴアした生地だったのに、ここまで変化するとは驚きです。
A.P.C.デニムを育ててわかったこと


穿きはじめて2年半経ちましたが、改めて思うのはリジッドデニムの良さ。
特に、A.P.C.のリジッドデニムはシンプルで無駄な装飾が一切ないので、流行に左右されることなく穿けます。
これからデニムを育てていきたいと考えている方は、自分に合ったサイズを選び、定期的に洗濯して、あとは穿き続けることで自分にしか出せない色落ちが必ず実現します。参考にしてみてください。
失敗しないA.P.C.デニムの選び方からキレイな色落ちをさせる方法