
音楽のジャンルを超えてさまざまな方面に多大なる影響力がある「ヒップホップ (Hip-Hop」。アメリカから生まれたヒップホップというジャンルは世界的な人気を誇り、これまでに様々な有名ラッパーやヒップホップグループが映画化されてきました。
今回は、ヒップホップ (HIP-HOP)を題材にしたオススメ映画を紹介します。
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ヒップホップを題材にしたオススメ映画5選
1. Straight Outta Compton (ストレイト・アウタ・コンプトン)

2015年に公開されたアメリカ西海岸のヒップホップ・グループN.W.Aの伝記映画「Straight Outta Compton (ストレイト・アウタ・コンプトン)」。1980年代後半に活躍し、アメリカでも特に治安が悪い地域として知られているコンプトン出身のN.W.A。成功するために躍進する彼らの生き生きした姿を見事に映し出し、時には社会と確執して絡み合う人間関係の模様を包み隠さず描いています。当時のストリート感溢れる1980年〜90年代のLAの雰囲気を感じ取ることができます。公開前から話題となり、全米では記録的な興業収入を獲得。制作にはNWAの元メンバーであるアイス・キューブやドクター・ドレーが参加。ちなみに、タイトルになっている”ストレイト・アウタ・コンプトン”は彼らのデビューアルバムの名前です。音楽も是非聞いてみてください。
2. All Eyez On Me (オール・アイズ・オン・ミー)

2017年に公開した2パック (2PAC)の生涯を描いた伝記映画「All Eyez On Me (オール・アイズ・オン・ミー)」。現在では伝説的存在となり若干25歳の若さで亡くなった天才ラッパー、2パック。複雑な環境で育ったトゥパック・シャクール(2PAC)の人生はまさに戦いの連続でした。彼の弱みもありありと描き、美化しすぎず良くも悪くも人間味溢れる作品となっています。彼の繊細なまでの詩的な歌詞は後世に残る名曲であることは疑う余地はありません。2パックが亡くなって25年近く経った今でも現代のラッパーに多大なる影響力があります。そんな彼の生き様を忠実に描いた本作。
3. 8 Mile (8マイル)

2002年に製作されたエミネム (EMINEM)の半自伝的映画「8 Mile (8マイル)」。エミネムの出身であるアメリカ・デトロイトを舞台に、ストリートでもがきながらのし上がっていく物語。なんと本人が自ら主人公を演じており、作中では持ち前のフリーラップを披露している場面もあります。2000年代からヒップホップという熾烈な競争の中で数々の名作を生み出してきた実力派のエミネム。そんな彼の力強く生きようとする姿や音楽に対する真摯な姿勢をひしひしと感じる素晴らしい内容となっています。
4. Nas/TIME IS illMATIC (ナズ/タイム・イズ・イルマティック)

2014年に製作されたヒップホップアーティストNasのドキュメンタリー映画「Nas/ TIME IS illMATIC (ナズ/タイム・イズ・イルマティック)」。本作は1994年に発売されたNasのデビューアルバム「Illmatic」をテーマに、どのような背景でこの作品が誕生したのかを追求する物語です。ナズといえば東海岸を代表する人気ラッパーであり、深みのあるリリックで高い評価を得ています。中でも、デビューアルバム「Illmatic」はヒップホップの中でも名盤として有名です。また本作ではNasのライブ映像も収録。力強いボイスとリリックにしびれてしまいます。
5. ART OF RAP (アート・オブ・ラップ)

2013年に製作された世界で活躍するアーティストたちが語るドキュメンタリー映画「ART OF RAP (アート・オブ・ラップ)」。ヒップホップの歴史やルーツを掘り下げて検証する本作。カニエ・ウエスト、スヌープ・ドッグ、ナズ、エミネム、RUN DMCなど錚々たる47人の豪華なアーティストが出演。監督はラッパーのIce-T (アイスティー)。さまざまな角度からヒップホップという音楽を語り、それぞれに熱い想いがあります。映画といえども内容は濃く、ヒップホップをさらに詳しく知りたい方にはオススメの映画です。